ここ数年(~2021年)は、1ルームマンションの賃貸業は買い手市場であり、大手のマンションは借り手を求めるために、入居数カ月家賃の無料や、敷金無料という過剰サービスに転じる傾向が強い。
あるいは、借り手のないマンションはどんどん整理されている時代だ。
そんな中で一戸建ての借家そのものは、あまり数が無いために中古の需要がまだまだある点は救いがある。
家族で賃貸というと、高価なマンションが手っ取り早いが、やはり一戸建てにこだわり、かつ安価なものというとそれほど数がないのである意味、中古の一戸建て賃貸は貴重なのだそうだ(不動産業者 談)
しかし、そんな一戸建て賃貸にも、程度の差はあれど買い手市場の波が押し寄せてきているようだ。
2020年はコロナ禍により人の移動も少なくなっていく中、中々新しい入居者が決まらない現実がある。
当社の一戸建て賃貸は多くが10年以上も前に入居した古参者が多く、少なくとも平成の前半まではすぐに入居者が決まる時代だったようだ(もちろん、先代の努力もあるのだろうが)
現在は、当社の借家も築35年以上経過し古くなったこともあり、今後はより多くの修繕や維持費が必要になってくる。
さらに、空き家が増えていく可能性もある。
昭和から平成時代の賃貸形態も、着実に新しい時代に対応していかなければならないステージに来ていることは間違いない。
より、多くの投資をして差別化を図り、収益を上げることができるのかどうかの見極めが必要となる。
あるいは、先細りのまま一戸建て賃貸業は廃業になっていくか悩みどころである。
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